【歌詞解釈】BUMP OF CHICKEN『ray』 : 「透明な彗星」=諦める決意をして前向きに進んでいこうと決めたシンボル

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『ray』といえば、「ミュージックステーション」でも演奏され、さらには「SONGS」や「紅白歌合戦」でも演奏されました。BFLYのライブレポでも言ってますが、最近のBUMP OF CHICKENを代表する曲です。

 

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とてもポップな曲調でライブでもノリやすい曲ですし、リリースされて3年以上経つ今でも新鮮さや瑞々しさが感じられる曲だからだと思います。

 


BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU「ray」

 

初音ミクとのコラボもし、そう言った意味で注目を浴びた曲でもあります。

 

そんな『ray』ですが、「お別れ」を歌った悲しい側面もある曲なんです。

 

「誰」とお別れしたのか?「君」「悲しい光」「透明な彗星」とは?

 

 「僕」がお別れしたのは、「君」と。そして「悲しい光」「透明な彗星」も「お別れした君」が根源で作られたモノだと思います。 

 

  

「君」とお別れしてできた「悲しい光」

 

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 「悲しい光は封じ込めて」とあるように、その光はネガティブなものと捉えることができます。そして、「お別れ」をして踵をすり減らしていることから、「悲しい光」ができた要因は僕が"誰かとお別れ"したからです。

 

"悲しい光が僕の影を 前に長く伸ばしている" 

 

 封じ込めたはずの光が僕を照らして影を作り出しています。そもそもこの曲の『ray』の意味は「光線」です。また、この曲名にはボツ案があり「記憶の"光芒"」という名前でした。BUMP先生3年ぶりの授業!『 RAY 』春の集中講座より 

光線

"太陽光線、レーザー光線などと、光の束を指していうこともある。"

光線 - Wikipediaより引用

  

光芒

"一般的な用法では、細長く伸びる一筋のを意味する。"

光芒 - Wikipediaより引用

 

 

曲名から、この歌詞に出てくる「悲しい光」は、何かを光源として僕の後ろまでずっと伸びている一直線の光とイメージすることができます。 

 

 "大丈夫だ この光の始まりには 君がいる" 

 

そして「悲しい光」の光源は「君」。

まとめると、「悲しい光ができた原因は「君」とお別れしたから」です。

 

 

 忘れても消えない「痛み」の大事さ

 

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前向きになれるキッカケ

 

  "大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない" 

 

「痛み」というとネガティブなものと考えますよね? しかしこの曲では「痛み」を肯定的に捉えられています。いわば「ポジティブシンキング」もしくは「プラス思考」ですね。

 

まずポジティブシンキングやプラス思考は「何らかの行動をして出た結果に対しての肯定的な考え方」になります。

 

なにか出来事が起きなければそういった考え方も生まれません。この曲で言うと、「お別れしたことで得た痛み」になりますね。お別れして痛みを得たことで、「僕」の中で何かの決意ができたのかもしれません。決意するということは少なくとも「僕」は「前に進んでいけてる」のではないでしょうか?

 

 今、「僕」がポジティブになれてる、前に進んでいけてるキッカケが「君とお別れしたこと」だったのです。

 

忘れないからこそ前向きに生きていける

"いつまでどこまでなんて 正常か異常かなんて"

"考える暇も無い程 歩くのは大変だ" 

 

  "楽しい方がずっといいよ ごまかして笑っていくよ" 

  

痛みを一時的に忘れても「君とお別れして得た痛み」は自分の中に残っているので、嫌な記憶・痛みを思い出して前向きになれるのではないでしょうか?

 

  "忘れないから 笑っていける 涙越えても ずっと君といる"  

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『宝石になった日』 と同じようなことを言ってる気がします。

 

 "夢だと解るその中で 君と会ってからまた行こう"  

 

ここでも、自ら君と会うことで前に進む決意ができています。「よし。いくぞ」といっているようなイメージ。

 

 

「お別れした君」と 「透明な彗星」の正体

 

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「お別れした君」=「自分」?

 

 "理想で作った道を 現実が塗り替えていくよ"  

 

誰もが理想像を作りますが、理想通りにはいかないことも少なからずあります。 「僕」も「君とお別れをする」という同じような経験をした過去を持っています。ここで思い出してもらいたいことが一つあります。それは、「お別れした場所(悲しい光の始まり)には君がいる」ということ。

 

理想通りではない現実が「僕」の理想を塗り替えてるわけですが、その同じ道には「悲しい光」も平行して伸びています。ここで僕は、「お別れした君」と「僕」は同一人物なのではないかと考えました。

 

理想通りにはいかないことに気づいた「僕」は、「理想像を描く僕」とお別れ(諦める)し、一旦「現実的な道」を歩もうと決意します。こう考えると、「僕=お別れした君(諦めた自分)」が成り立ちますし、イメージとしても自然なんじゃないかと思います。

 

「透明な彗星」=「お別れした自分のシンボル」?

  "君といた時は見えた 今は見えなくなった"  

 

「お別れをした君」といた時。つまり理想像を描いてた時には「彗星」は見えていました。しかし、君とお別れをした僕は見えなくなってしまいます。つまり「彗星」とは「理想像を描いていた時の自分を表すシンボル」だったのです。

 

"お別れした事は 出会った事と繋がっている"

"あの透明な彗星は 透明だから無くならない"   

 

「僕」はお別れをしても、「前向きに進む決意をした僕」と出会っています。そして、理想を描いてた自分が歩んでた軌跡の延長上では「僕」が前向きに人生を歩んでます。

 

以前見えてた「鮮やかな彗星」は今は見えないけれど、それが「透明な彗星」へと変わり、「諦める決意をして前向きに進んでいこうと決めた自分のシンボル」として「僕」の中に残っています。透明だから見えないし無くならないけれど、「無いけど有る」。そんなイメージです。

 

 

ザ・ポジティブシンキングな歌詞

 

"晴天とはほど遠い 終わらない暗闇にも" 

"星を思い浮かべたなら すぐ銀河の中だ" 

 

立ち直れないくらいに気分が真っ暗な状態でも、星をひとつ思い浮かべたら星がたくさん増えだして銀河になる。別の言い方で表すと、ひとつ前向きに考えてみたら全ての悩みをポジティブな方向に持っていくことができるよということですかね。

 

この歌詞については下記のサイトさんにて、とても面白い内容の記事を書いてくださっているので是非ご覧になってみてください。

hirotsugu36.com

 

 

わからない部分について

 

"しょっちゅう唄を歌ったよ その時だけのメロディーを"

「その時」とはいつでしょうか?「理想を描いてた時」でしょうか?その時に聴いてたメロディーを聴きながら、嫌なことは忘れようと現実逃避をしていたのでしょうか?

 

 

"寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたから" 

過去、寂しくなかったことの裏返しでしょうか? それとも寂しいからこそ前向きに生きていけるので、そう言った意味で寂しくないのでしょうか?

 

 

"時々熱が出るよ 時間がある時眠るよ" 

「夢だと解るその中で〜」の夢ということを強調するために、「日常的に起こること」をあえて登場させたのでしょうか?

 

 

 "伝えたかった事が きっとあったんだろうな"

"恐らくありきたりなんだろうけど こんなにも" 

誰が誰に何を伝えたいのか見当もつかない歌詞です。難しい。

 

 

"◯×△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて"

"確かめる間も無い程 生きるのは最高だ" 

 「僕」が前向きに生きていくことができているのはわかりますが、「生きるのは最高だ」と思う理由がわかりません。「晴天とは〜銀河の中だ」からくるポジティブ思考で何もかもが前向きに捉えることができたが故の「生きるのは最高だ」なのでしょうか?

  

 

おわりに 

 初めて聴いた時、歌詞もあまり深読みせずに、「楽しい方がずっといいよ」や「生きるのは最高だ」なんて言っちゃってものすごくポップな曲だなぁといった感想をもっていましたが、いざ歌詞をじっくり見てみると、「悲しいこともちゃんと受け止めて前向きに生きていく歌詞」といった、これまでの曲と同じようなこと(良い意味で変わっていませんね)を歌ってるなぁと、安心しましたね。表現方法などは変わりつつも、歌うテーマは変わっていない、そんなBUMP OF CHICKENですが、今月の1日に「リボン」をリリースしましたね。

 


BUMP OF CHICKEN「リボン」

 

 これまでの曲を彷彿とさせるリリックが散りばめられ、BUMP OF CHICKENファンとしては「おっ!」と思えるような曲だったのではないでしょうか?

僕もリリースされてから何度も聴きましたし、とくに転調するところがとても好きです。

 

さらに公式のTwitterやInstagramも開設されました。

twitter.com

 

www.instagram.com

 

 さらにさらに、ツアーも始まるので、とても楽しみです!

www.bumpofchicken.com

 

「流れ星の正体」もリリースされておりませんし、アルバムリリースの予定もきになるので、今後のBUMP OF CHICKENの動きが気になってしょうがないです。

 

楽しみです。

【歌詞解釈】BUMP OF CHICKEN『宝石になった日』 : なんでもない君との日常が僕にとって特別なものへと変わった日

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楽曲の印象

 『宝石になった日』と言えば、カルピスウォーターのCMで起用され話題になりました。イントロの"キラキラしたアルペジオ"や"サビの高揚感"などの爽やかなイメージが、清涼感のあるカルピスとの相性がぴったりだったのでしょう。

 


「カルピスウォーター」CM 「登場」編 20秒 永野 芽郁 2016年

 

MVも制作され、「BUMP OF CHICKENとお客さんとの間で作られたライブが良い思い出となった日」=「宝石になった日」と感じずにはいられない内容の映像でした。

 


BUMP OF CHICKEN「宝石になった日」

 

曲の受け取り方は個人の自由ですし、藤原さんもそのように望んでいます。僕も「その解釈は間違っている。こういう解釈が正しい」なんて言うつもりはありません。今回は僕自身がそれを自覚した上で僕なりの『宝石になった日』の 解釈をしていきたいと思います。 

 

 

『宝石になった日』の歌詞解釈

現実から背ける孤立した主人公

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夕立が屋根を叩いた唄 窓の外で世界を洗った

掌にはなんにもない ただなんとなく眺めて何分

  

あとどれくらいしたら普通に戻るんだろう

時計の音に運ばれていく

  

第三者から見て、主人公はこちら(外界≒現実)に背中を向け、ぼんやりとただ時間だけが過ぎていく状態に身を置いています。 さらに「窓の外の夕立」という描写を施すことにより、しんみりとした情景を描いています。建物の外の世界はおろか、中でも背を向けていることから、自分以外のモノ・コトから自ら遮断している様子が伺えます。

 

  

 太陽は何も知らない顔 完璧な朝を連れてくる

丸めた背中で隠して 冴えない顔 余計なお世話

 

「元気出せよ」と言わんばかりの「完璧な朝」を連れてくる太陽に向かって"余計なお世話"だと主人公は言い放っています。

 

普通の状態を求めているのにも関わらず、なんとなく時間を過ごしたり、太陽にまで背を向ける主人公には現実から背けたくなる程の何かがあったとしか思えません。その「何か」は一体なんなのでしょうか?

 

 死別なのか生き別れなのか 

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増えていく 君の知らない世界 増えていく 君を知らない世界

君の知っている僕は 会いたいよ

 

増えていく君の(を)知らない世界と歌っていることから、「君」はすでに亡くなっていると僕は考えます。物理的に、自分に近い環境から君がいなくなった(転校や転勤、海外留学などが例として挙げられますね)とも解釈できます。いずれにしろ、「僕」は「君」とお別れしています。BUMP OF CHICKENの楽曲『グッドラック』の歌詞と比較してみると、生き別れではなさそうに思えます。

 

●=宝石になった日

●=グッドラック

  

忘れたように 笑っていても 涙越えても ずっと夢に見る

 

くれぐれも気を付けて 出来れば笑っていて 

忘れたらそのままで 魂の望む方へ

 

寂しさを紛らわすために笑っていても夢に見るほど悲しい出来事があったのに対し、グッドラックでは、"忘れたらそのままで"と忘却に対しあまり否定的にはとらえておりません。むしろ"魂の望む方へ"とアドバイスを与えています。

 

 

ひとりじゃないとか 思えない日もある

やっぱり大きな 寂しさがあるから

 

君と寂しさは ずっと一緒にいてくれていた

 

君がいる事を 寂しさから教えてもらった

 

君の生きる明日が好き その時隣にいなくても

言ったでしょう 言えるんだよ いつもひとりじゃなかった

 

『宝石になった日』では、大きな寂しさがあることにより"ひとりじゃないんだ"と思えない日もあるんだと歌っています。

『グッドラック』では、「寂しさ」を肯定的にとらえ、君が隣にいなくても「寂しさがあることでひとりじゃないと思える大切さ」を歌っています。

 

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もうひとつ、別れを題材にした楽曲から歌詞を引用させていただきます。

 

星を読んで位置を知る様に 君の声で僕は進めるんだ

 

さよならを言った場所には 君の声がずっと輝くんだ

 

 上記は『RAY』収録の『サザンクロス』という楽曲の歌詞です。この曲は別れを「南十字星」の形をモチーフにして表現された曲なのですが、お別れした場所で交わした約束が星のように輝き続ける事で、それを頼りに精神的に前へ進めるんだと伝えています。

 

 『グッドラック』『サザンクロス』では「寂しさ」や「別れ」を自分の納得のいく形で解決し、前へと進んでいる様子が伺えます。しかし『宝石になった日』では、"あとどれくらいしたら普通に戻るんだろう"とあるように主人公はなかなか前へ進めていないように思えます。かといって生きる事をやめることはしていないようです。

 

全自動で続く日常をなんとなく でも止めないよ/宝石になった日

 

 震える足でも進めるように 自動的に空が転がるように

次々襲いくる普通の日々 飲み込まれないでどうにか繋いでいけるように/トーチ

 

 『トーチ』でも同じことを言っているような気がしますね。

 

 

「寂しさ」と向き合う事で自分を救った主人公

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 "あとどれくらいしたら普通に戻るんだろう"と、「寂しさ」や「悲しさ」から解放されるのを望んでいる「僕」には何か術があるのでしょうか?「寂しさ」を拭う為に、「君」とお別れした現実をあたかも忘れたように笑っていこうとする「僕」は、やっぱり君を忘れられず、寂しさをどうしても拭うことができません。

 

しかし、「僕」はそんな「大きな寂しさ」から気づいたことがあるようです。

 

こんなに寂しいから 大丈夫だと思う

時間に負けない 寂しさがあるから

 

忘れないから 笑っていける 涙越えても ずっと君といる

 

人生には出会いと別れが交錯し、そこには思い出になることや、反対に忘れられてしまうものもあったりします。「お別れした相手への想いはこの程度のものだったのか」忘れてしまうことに対して、自己嫌悪に陥ってしまう場合だってあります。『宝石になった日』の「僕」は、「君」とお別れした寂しさが時間に負けないものだと気付きました。

 

「時間に負けない寂しさ=忘れない寂しさ」があることにより、 「君に対する想い」がそれほど大きいものなんだと自ら気付くことができたのです。

 

 振り返らないから 見ていてほしい 強くはないけど 弱くもないから

 

 悲しい出来事を振り返ることで「普通」ではない状態に陥ってしまった主人公は、「君」に対して「振り返らないから見ていてほしい」と伝えています。これは、お別れした「君」に心配させない為の礼儀なのかもしれません。さらに「強くはないけど〜」と加えることで「少なからず、君とお別れした寂しさの中に留まることはしないよ」と伝えたいことに対して、説得力を持たせることの効果を生み出しています。

 

こういった風に「大きな寂しさ」と向き合うことによって、やっと主人公は前に進むことの決意ができ、「普通ではない状況」から自分を救うことが出来たのでしょう。

 

 

 でもやっぱり「大きな寂しさ」はずっと残っている

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「君に対する想いの大きさ」を再認識し前に進んでいくことができている主人公は、一見、寂しさや悲しみによる「精神的な滞り」が解消できたのではないかと思えます。

 

忘れたように 笑っていても 涙越えても ずっと夢に見る

 

ひとりじゃないとか 思えない日もある 

 

「君」を夢で見たり、「ひとりじゃないと思えない日もある」主人公は、「やっぱり大きな寂しさがあるから」と歌っていることからもわかるように、「忘れられない寂しさ」がどうしても残ってしまっています。それにより、ずっとそこに留まることはせずとも、生きていく中で立ち止まって「大きな寂しさ」を感じずにはいられないようです。

 

しかし、立ち止まり寂しさと向き合うことによって前へと進むことができているし、笑ってもいけるようです。「時間に負けない寂しさ」を感じている主人公は、そんな寂しさを自発的に感じる必要があるのかもしれません。前へ進む為には、寂しさを感じ、自分なりの表現で「君に対しての想いの大きさ」を再認識し、ある場合には様々な形で昇華していく必要があるのかもしれません。

 

そうすることで、「こんなに寂しいから 大丈夫だと思う」と自分を納得させることが出来ます。主人公は、これからも「君への想い」を再認識する機会を設け、前へと進んでいくのでしょう。もしこの主人公が藤原さんだとしたら、『宝石になった日』という歌で「君に対しての想いの大きさ」を藤原さんなりに表現したのかもしれませんね。

 

 

「宝石になった日」「稲妻」「君」とは誰なのか  

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宝石になった日

 

あの温もりが 何度も聴いた声が 君がいた事が 宝石になった日

 

「なった」とあることから、その日より以前は「宝石」ではなかったと言えます。「宝石」から連想するワードとして、「キラキラしてる」「高級感」「特別な物」「硬い」が挙げられ、「その日」までは特別感が感じない、あるいはあまり感じない物から宝石へと変わるということ。

 

前述した僕の解釈から考えると、「僕」は「君」と何らかの形で「お別れ」をし、僕はそれを「死別」だと解釈しています。「君」が亡くなれば、もう君との記憶は増えていきません。残っているのは「君と過ごした日々」であって、「過去の記憶」です。「君の温もり」や「何度も聴いた君の声」、そして「君がいた事」の記憶が、お別れする事で「時間に負けない寂しさ」を生む程の価値があると気付いた「僕」は、それらのかけがえのない記憶たちを「宝石」と表現したのだと思います。

 

すると、「宝石になった日」とは「なんでもない君との日常が僕にとって特別なものへと変わった日」と置き換えることができます。 つまり、「宝石になった日」とは、「君が亡くなった日」になるんだと思います。

 

稲妻

 

君は夜の空を切り裂いて 僕を照らし出した稲妻

あまりにも強く輝き 瞬きの中に消えていった

 

「稲妻」=突然やってきて、瞬く間に消えてしまうもの

 

「君」との出会いと別れは「僕」にとって早過ぎたものだったのでしょう。「僕を照らし出した」とあるように、「君」の存在は「僕」にとって強く輝いていたものでもあったのでしょうね。

 

 

「君」とは?

 

応えがなくても 名前を呼ぶよ 空気を撫でたよ 君の形に 

 

 感覚的な話にはなってしまいますが、「君」とは、"物理的に小さな相手"だと思います。対象が大きなものだと、「空気を撫でる」という表現に不自然さが残ってしまいます。子供や、猫・犬などの小さな動物だと、「君の形に空気を撫でる」という行為が自然なものとして感じることが出来ます。

 

あくまでも僕の感覚ですし、そもそも藤原さんがあえて曖昧さを残している対象を掘り下げて、具体性を持たせるのはあまり良くないかなと思うんですよね。聴き手が自由に解釈できるような楽曲が多いのも、BUMP OF CHICKENの良さだったりするのです。

 

 

 最後に

 

この楽曲の歌詞解釈をしてみて、長文になってしまいましたが、まだまだわからない難解な部分がたくさんあります。藤原さんの書く楽曲には、それぞれ共通する内容のものがあるので、他の楽曲の解釈をしていくことにより理解できる・納得できる部分が出てくるのかもしれないですね。気付いたこと、解釈が変わったところがあれば追記もしくはリライトしていきたいと思います。

 

 

 

 そう言えば、直井さんのツイートでこんな素敵なものがありましたね。

 

たった30秒のためだけにスタジオをお借りして制作してくれたのでしょうか?ほかにも、ニコルをさりげなく椅子に座らせてみたり、0時ちょうどにアップしてくれていたり、ところどころで優しさや遊び心が垣間見れるようなことをやってくれるのも、また彼らの魅力だったりするんです。来年はどんな素晴らしいものを見せてくれるのでしょうか?

 

とても楽しみです。

 

 

 

【ライブレポ】BUMP OF CHICKEN「STADIUM TOUR 2016 “BFLY” 2016.07.16 日産スタジアム公演」

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BUMP OF CHICKENのスタジアムツアー"BFLY"の日産スタジアム公演(7月16日)に運良く行けたので、1ヶ月後となりますがライブレポートを書きたいと思います。

 

“BFLY” 2016.07.16 日産スタジアム公演 ライブレポ 

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前回のライブ『結成20周年記念Special Live「20」』に行った後に今回のライブに臨めたので、一生分の運を使い果たしたんじゃないかと思うくらい興奮してましたね。

人生初ライブ(もちろんBUMP OF CHICKENとしても)が『20』で、今回はツアーということで前回とは異なった雰囲気のライブを味わえるのかという楽しみもありました。

 

BUMP OF CHICKEN 結成20周年記念Special Live 「20」 (初回限定盤)[DVD]

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 快晴のもとで開放感のある会場でのライブ

会場へ入ると、屋内で行われた『20』とは違った、開放感がある場所で徐々に高揚感が高まっていきます。本当に雨が降らなくてよかったなと、今でも思いますね。

 

 席は【B10列 68番】という超良席。メンバーの表情・動きまでもが見える席でライブ開始まで緊張が収まらなかったです。座席にはPIXMOB(ピクスモブ)が置かれていました。ザイロバンドの装着経験がなかったので、これからどんな風に会場を彩ってくれるのかと、テンションが上がりましたね。

 

ステージを見ると大きなバックスクリーンがあり、シングル『Hello,world!』のジャケットをイメージした映像が映し出されていました。その映像のバックではアコースティックギターの音が印象に残るシンプルなインストが響いていました。

 

カウントダウン開始

開演300秒前になるとカウントダウンが開始。それと同時に数字の周りには宝石(?)が集まりだしてきます。開演が近くなるにつれてスクリーンに映っている宝石の量が多くなり、バックで流れているインスト曲の音の厚みが増していきます。この時点で緊張感と興奮が急上昇。何かぶつぶつとつぶやいてた記憶があるのですが、記憶にありません。「やばいやばい」「うわ、うわ」とか言ってたかもしれません。10秒前くらいからオーディエンスによるカウントダウンが始まり、0と同時に大歓声が。セトリは以下の通りです。

 

“BFLY” 2016.07.16 日産スタジアム公演 セットリスト 

 

01.Hello,world!

02.パレード

03.K

04.カルマ

05.ファイター

06.宝石になった日

07.アリア (初披露)

08.流星群

09.大我慢大会

10.孤独の合唱 (Acoustic ver.)

11.ダンデライオン(Acoustic ver.)

12.GO

13.車輪の唄

14.supernova

15.ray

16.虹を待つ人

17.Butterfly

-アンコール-

18.天体観測

 

 

01.Hello,world!

メンバー登場後、結構すぐに『Hello,world!』が演奏されます。

 開演前のスクリーン上の映像はこの為だったんでしょうね。開演前から1曲目の流れがよかったです。増川さんのギターソロ、かっこよかった。

 

Hello,world!

Hello,world!

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02.パレード

 エフェクトの効いた藤原さんの歌声とともに、ベースとドラムの音が胸に振動を与えます。ギターのリフが聴きたかった曲でもあるので、聴けてよかったです。

 

パレード

パレード

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03.K

『20』でも演奏されましたが、メンバーとの距離が近かったのもあってか、新鮮な感じで聴くことができました。疾走感がたまらない曲です。

 

K

K

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04.カルマ

学生の頃何回聴いたかわからないほど聴き込んでいた曲。今回のツアーで聴けるとは思ってなかったので純粋に嬉しかったですね。

 

カルマ

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05.ファイター

スタッフによる小さい鍵盤の移動があったので、「これはもしや...」と思ったら鍵盤のイントロが始まり確信しました。Ah〜ah〜のコーラスが広い会場にとても映えていました。

 

ファイター

ファイター

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06.宝石になった日

きました。ライブですごく聴きたかった曲。切なくてきらびやかな歌声がライブではどう映るのかとても気になっていました。実際演奏が始まると、それほど音源との相違はなくじっくりと聴き込むことができました。

あと、あえて言わせて頂きますが、1番のAメロ冒頭、藤原さん、歌詞があやふやになっていませんでしたかね?Twitterでもそれに対して言及されている方がいなかったので、気づいてなかったのかと思いまして。お気付きの方いらっしゃいましたらコメント下さい!もやもやが消えないんです!

 

宝石になった日

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07.アリア(初披露)

オルガン?のような流麗な音が響き出します。サビだけは聴いたことがありましたが、ほかのメロディや歌詞はまったく頭になかった曲でしたので、新曲をほぼ新鮮な気持ちでしかもライブ会場で生演奏で聴けたことは、素晴らしい経験だったなと思います。 

 

アリア

アリア

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08.流星群

これまたきました。今回のライブで一番聴きたかった曲です。僕は『セントエルモの火』や『arrows』などのキラキラしたギターアルペジオだけのイントロに弱いのかもしれません。『流星群』もイントロでやられた曲のひとつですが、ライブで聴くとイントロのアルペジオがより一層映えますね。スクリーンに映る無数の流れ星には鳥肌が立ちました。

 

調子が良くなってきたのか、藤原さんの歌唱力が半端なかったです。広い会場に響く歌声に心地よさを感じながらも、終盤にかけて寂しさも比例して強くなっていきました。そんな気持ちと、後半のコーラス響くメロディが相まって、とても感動しましたね。また、会場全体をPIXMOBが青く染めてとても綺麗でした。またどこかで聴きたい1曲です。

 

流星群

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09.大我慢大会

ステージ上方から 『Butterflies』のジャケットのアイコンを真っ白に染めた模型のようなものが4つ吊り下げられて登場。このタイミングでButterflyか!?と思いきや、あのノリノリのイントロが演奏されます。スクリーンには、ミッ◯ーの手のようなイラストが手拍子してる映像が。藤原さんが顔の横で、足踏みしながら手拍子してる姿には可愛らしさが感じられましたね。曲中での掛け合いもあり、white noteのようなノリノリな一曲です。

  

大我慢大会

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10.孤独の合唱

メンバー曰く"恥ずかし島"への移動後初めに演奏された曲。

藤原さんが12弦のギターを使っていました。woo woo woo!のコーラスが楽しかった曲でしたね。スクリーンにも演奏中のメンバーの姿が映されるし、でも実物も見たいしで急がしい曲でした。楽しめた曲でしたしちゃんと曲は聴けていたので良しとしましょう。 

  

孤独の合唱

孤独の合唱

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 11.ダンデライオン

BUMP OF CHICKENを知ってから早い段階で聴いた曲ということもあり、結構思入れのある曲です。それを今回のライブで聴けたことはとても嬉しかったですね。

あの軽快なイントロがアコギで奏でられ、そして会場全体はPIXMOBの黄色い光りで文字通り"金色の化粧"に。あの光景は一生忘れたくないですね。

 

ダンデライオン

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12.GO

メンバーは恥ずかし島から元のステージへと移動し、GOが演奏されます。

ここで会場全体のボルテージが再び急上昇します。コンフェッティや銀テープが一気に放出され、メンバーも楽しそうに演奏しており、見てるこっちも楽しくなりました。スクリーンには、地球ではない、蛍光色が印象的などこかの惑星をモチーフとした映像が映し出されており、僕に『WILL』の映像を思い出させてくれました。

 

GO

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13.車輪の唄

SONGSと同じイントロの車輪の唄。スクリーンには真っ赤な夕焼けが映し出されていました。上から目線で申し訳ないですけど、本当に音楽とほかの演出との相乗効果を生み出すの上手いですよね。感動しました。

 

車輪の唄

車輪の唄

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14.supernova

藤原さんの「せーの」が聞けましたね。「ランラーララーラー」の大合唱と会場内の一体感に圧倒され、感動を与えてくれた曲でした。 この曲を演ったのには正直驚きましたね。

 

supernova

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15.ray

 イントロが始まった瞬間の会場内のテンションはまたまた急上昇。飛び跳ねる人も続出。流石最近のBUMPを代表するような曲です。PIXMOBの色が青と緑それぞれ光る人が出てきて、会場全体を見ると初音ミクカラー一色に。最後の藤原さんのアルペジオ終了後、「もっとほめて!もっとほめて!」と言わんばかりに手を仰いでました。今後のライブでも定番曲としてセットリストに居座るんだろうなという印象。とっても盛り上がりました。

 

ray

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16.虹を待つ人

「虹を呼ぶ雨の下」のところで「実際に大雨だとしたら歌詞とのマッチングでテンション上がったかな」と小さな妄想をしてみたり。この「虹を待つ人」はみんなでwoo woo woo!の合唱をしたかった曲。本当盛り上がりましたし楽しかったです。

 

虹を待つ人

虹を待つ人

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17.Butterfly

最後の曲ですと演奏されたのは「Butterfly」。腕振り、手拍子、大合唱と、観客の感情が集約されて、メンバーと観客の感情がぶつかり合っているようなテンションMAXの1曲でした。最後、藤原さんのアコギの音だけが響きこれで終わりかと思っていたところ、再びwoo wooとコーラスが響き渡ります。観客は頭に?マークを浮かべ周りを見回します。僕も「え?スタッフさんのミス?」と思いましたが、メンバーが演奏を続け出したので、そのまま会場は再びノリノリに。数分間の間アウトロは続きましたね。レーザーが凄かった。

 

Butterfly

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18.天体観測 

アンコールで、ライブTシャツに着替えたメンバーが登場。 最後の最後で「天体観測」を演ってくれました。コンフェッティや銀テープが再び放出されます。さらに花火も打ち上げられ、周りのテンションと歓声が爆発していました。今回も藤原さんの「イマというほうき星!」→観客「今も一人追いかけている」のやりとりがありましたね。ハイテンションで歌わせていただきました。締めの「天体観測」には、天晴れとしか言いようがないほど、最後を飾るに相応しい曲だったと思います。

 

天体観測

天体観測

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まとめ

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簡単な感想

『20』に行った時には、初ライブでしかも20周年記念ライブということで、「BUMP OF CHICKENに会っちゃってるよ...」みたいな感覚や、セットリストの豪華さに対して若干放心気味になったりして、正直ライブ自体を本心のまま楽しめていない状態でした。実際ライブ終了はもう本当にあっという間でしたね。(ノレる曲はちゃんとノレてましたし、大好きな66号線なんて聴けると思ってなかったので感動してました。とは言っても初ライブで『20』は駄目です笑)

 

しかし今回は2回目のライブということで、前回のライブでの振る舞いのおさらいをした上での参戦でしたので、精神的な落ち着きは保てた状態でライブに臨めたと思います。とは言っても、BUMPはBUMPなので、気持ちの高ぶりや緊張感については抑えきれない状態で演奏を聴いてましたね。当時未リリースの『アリア』も聴けましたし、座席について言えば今後ないんじゃないかっていうくらいには超良席で聴けましたし。ボールも触ることができましたし笑。本当に楽しかったです。

 

 

セットリストについて

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セットリストについては、もう最高でした。前述しましたが、新曲の『アリア』が聴けたことは当時とても嬉しかったです。全曲最高で、聴きたいアルバム(Butterflies)曲も聴くことができたのですが、特によかった曲があるので僭越ながら書かせていただきます

 

まず『 宝石になった日』。これはライブ映えがどうなのかっていうところで気になった曲でもありました。いざ演奏されると、音源通り安定した状態で集中して演奏を耳にすることができましたね。

 

次に『流星群』。今回のライブで一番聴きたかった曲です。演奏されるだろうとは思ってましたが、実際演奏されるととても感動しましたね。なんといっても素晴らしかったのが藤原さんの歌唱力。会場に響く響く。歌の上手い下手はあまり口にはしたくないんですが、この曲は、藤原さんの歌の上手さと魅力的な声が最大限に生かされた曲だと思います。曲そのものの良さと、スクリーンに映った沢山の流れ星の美しさ、そしてPIXMOBが会場真っ青になった時、これら演出が相乗効果を生み出していた、そんな『流星群』でした。またライブで聴きたいです。今度は真っ暗になった会場で聴きたいですね。

 

最後に『天体観測』。『20』で聴いたときは一発目で演奏されたので、「最初かい!」とツッコミを入れたくなりましたが、今回は違います。最初から最後まで、素晴らしい曲達から感動をもらって至れり尽くせりのライブでした。が、ライブ中僕の頭からは『天体観測』が離れませんでした。本当の最後に天体観測だったので、演奏された時には、僕に限らず観客全員が、それまで高揚していた感情がさらに急上昇し、爆発する時を目の当たりにした瞬間でした。みんなで「オーイェーエーアハーン」を叫ぶことができたし、「今も一人〜」も歌うことができたし、やっぱり『天体観測』は最高です。スクリーンに映し出された「SONGS」テイストの映像も曲とマッチしてて綺麗でしたね。 

 

Butterflies(初回限定盤)(DVD付)

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 終わりに

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BUMP OF CHICKENのライブに2回しか行けてないですが、それでも強く思ったのが、「メンバーの仲の良さ」ですね。新曲やりますって言ったときの会場の「おぉ〜??」にエヘヘエヘヘと可愛らしい動作をする藤原さんや、ぎこちないMCで会場を冷や冷やさせる増川さん、そして本人曰く「にぎやかし担当」の直井さん、ライブでは「一切」マイクを通して喋らないという謎ルールを作っちゃってる升さん。

 

ライブでの談話だったりPONTSUKA!!でのおしゃべりだったりで垣間見せる「仲の良さ」が僕は好きで、そんな雰囲気の4人が作り上げるライブも楽曲も大好きだったりします。

 

言い方はとても悪いかもしれませんが、前から思ってたことがあって、「幼馴染である4人が過去遊んでいた延長上に今の4人がいて、現在作り上げている楽曲・ライブ・その他演出すべて、遊びの延長として、しかも遊びを通り越してしまうようなクォリティが物凄く高くてしかも大勢の人間に様々な影響を与えてしまう「遊び」を今も続けているんだ」とそんな風に思っていて(「天体観測」のMVがイメージしやすいですかね)、僕はそんな「遊び」を、たまには本当の遊びも交えながら、これからもリスナーにみせていって欲しいなと思っています。「BUMP OF CHICKEN」。良いですね!

 

 

もう遅いですがお誕生日おめでとうございます。あの日は「セントエルモの火」を聴いてましたね。

 

benatawablog.hatenablog.com

 

このブログについて

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こんにちは。BUMP OF CHICKEN大好きケイと申します。

 

BUMP OF CHICKENの曲を聴くようになってから数年経ちますが、僕の周りにいる人達には残念ながら彼らの曲が好きという人がいませんでした。とは言ってもファンであることには変わりないのですが、やっぱり「好き」ということはできるだけ共有したいですよね!彼らの音楽に対しての感想や、彼らの動向に対しての感情を共有することで、より楽しめると思っています。

 

そんな理由から、このブログを開設させていただきました。記事については「歌詞解釈」を中心に、彼らの動きに対しての感想だったり、実際に訪れたライブのレポートだったり、BUMP OF CHICKENに関係する共有したいことをここでは書いていきたいと思っています。

 

「歌詞解釈」については、独断であるものがほとんどだと思いますので、「こいつ何言ってんだ」と思われることを前提として書いていきたいです。「へぇ、こういう解釈もあるんだ」「おもしろい解釈してるね」といった感想を持って頂けて、さらにコメントも頂けたりしたら大変ありがたいです。

 

Twitterなんかもやっていますので、そちらでも絡んで頂けたりしたら喜びます。

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どうぞ、よろしくお願い致します。

 

【歌詞解釈】BUMP OF CHICKEN『セントエルモの火』:「僕」の先を行く「君」について来た、そしてこれからもついていく物語を歌った曲

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楽曲情報

星空が綺麗な夜をイメージとさせる、イントロのギターの煌びやかなアルペジオが印象的な楽曲。6枚目のアルバム「COSMONAUT」の10番目に収録されています。

 

 公言はされておりませんが、ドラムの升さんへ向けた曲なのではないかとされています。ラジオにて藤原さんと升さんの富士登山エピソードが発言されていますが、それに加えてCOSMONAUTのアルバム歌詞カードには、「セントエルモの火」の歌詞の隣に富士山の写真があります。登山を思わせる内容の歌詞とこういったエピソードの関連性から考えると、升さんへの曲であることの信憑性が高まります。

 

さらに、雑誌にて升さんが「セントエルモの火」について、「これはバンプ・オブ・チキンのドラマーとして、僕にとっては凄く大きな曲ですね。」と発言されていますが、具体的な内容は語られていないにせよ、升さんへ向けた曲であることの確信が深まりましたね。

 

ちなみに、富士山エピソードについてですが、升さんが先に登っているところを藤原さんが後をついていき山頂で対面したそうです(升さんは内側では驚いていたが、藤原さんからみると驚いていないように感じたそう)。

 

「セントエルモの火」の歌詞解釈

ではさっそく、歌詞解釈をしていきましょう。

 

坂道の途中で起こる出来事と、「君のおかげなんだよ」と伝えたいこと

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歌詞には、登山を思わせるものが何度も出てきます。 一見、坂道を登っている時の情景描写が表されている歌詞にも見えますが、それ以外にも別の意味が隠されているようにも思えます。

 

夜が終わる前に追い付けるかな 同じ坂道の上の違う位置で

同じ場所に向けて 歩いてるんだ 今どんな顔してる

 

 冒頭ででてくるこの歌詞。シンプルに、君を追いかけて同じ場所に向けて同じ坂道を登る僕の状況が描かれています。

 

how far are you?星が綺麗な事に気付いてるかな

僕が気付けたのは 君のおかげなんだよ ずっと上を見てたから

 

 「how far are you?」と、自分と君との物理的な距離を伺っています。そんな先を行く「君」を追いかけながら歩っていると、頭上にある綺麗な星達に出会います。これは、人生(坂道)の中でいつも先を歩んでいる「君」を目印として生きていく中で出会ってきた素敵な景色や、経験してきた素晴らしい出来事を隠喩しているように思います。そこで「僕」は綺麗な星たちを見ることができたのは「君のおかげなんだよ」と伝えています。

 

これほど短い文の中でこれほど濃密な意味が含んであるこの歌詞には温かさを感じずにはいれません。とても素敵で、大好きな歌詞です。

 

how far are you? 震える小さな花を 見付けたかな

闇が怖くないのは 君のおかげなんだよ 君も歩いた道だから

 

 坂道を登っているのは、歌詞からも想像できるように真夜中のようです。真夜中の坂道でしょうから、暗闇が立ち込めて怖いでしょう。しかし僕は、君も歩いた道だからと「闇が怖くない」と言っています。

 「震える小さな花」が何を意味するのか、これもまた何かのメタファーなのかはわかりませんが、今の所深読みする部分ではないのかなと思っています。しかし、僕の中ではっきりしているのは「闇が怖くない〜君のおかげなんだよ」の部分。

「君も歩いた道だから安心して進んでいける」と、「君」に対する安心感を歌っています。ネガティブな出来事をいつも「君」が解決へ導いてくれる経験が幾つもあったかのような、そんな物語が垣間見える歌詞です。

 

 

ちょっとしんどいけど楽しい「お互い様な」関係 と、ずっとついて来た「僕」

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 歌詞中に繰り返し出てくる「お互い様」「ちょっとしんどいけど楽しいよ」という歌詞。

 

「君」は「僕」よりも先を行く存在だということは歌詞中から読み取れます。しかし、「先を行く存在」というのは「君はすべてにおいて長けている」ということではありません。そして、そんな「君」に必死に追い付いてさらに追い越そうとしてるわけでもなさそうです。

 

言葉を知ってるのはお互い様な 言葉が足りないのもお互い様な

勝手について来たんだ 構わず行けよ ほら全部がお互い様な

 

解り合おうとしたら迷子になる 近くても遠くてややこしくて面倒な僕らだ

だからついて来たんだ 解り易いだろう ちょっとしんどいけど楽しいよ

 

 人間誰しも長けている所、不足している所があると思いますが、それをあえて歌詞中で歌っています。また、解り合おうとしても迷子になってしまう、そんな「僕」と「君」との関係を「ややこしくて面倒な僕らだ」と歌っています。

 

先を行く存在ですと、無意識にでもなんだか上下関係ができてしまいそうですが、「僕」はそうではありません。歌詞中の「勝手について来たんだ」「だからついて来たんだ」からわかるように、「君」を手の届かない上の存在だと言っているわけでもなく、そして無理に解り合おうとしているわけでもなく、ただただ「君について来たんだ」ということを強調しているようにも見えます。

 

実際、「僕」は「君」について来たという事実を知って欲しくて、この曲を通して伝えています。

 

言いたい事は無いよ 聞きたい事も無いよ

ただ 届けたい事なら ちょっとあるんだ

ついて来たっていう 馬鹿げた事実に

価値など無いけど それだけ知って欲しくてさ

 

 先を行く「君」だけどお互い様であり、ずっと「君」について来た人生の中でちょっとしんどさも感じながらも楽しんでいるようです。何度も歌詞中に出てくる「ちょっとしんどいけど楽しいよ」。ついて来た事実と共に楽しんでいることも伝えたいようです。「楽しい」とストレートに言うのではなく、しんどさがあることも一緒に伝えることで「本当に楽しいんだ」ということが一層深みを増して伝わったのではないでしょうか?優しさが感じられる歌詞だと思います。

 

 

これからも「君」についていく「僕」

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坂道を登る「君」について来たことで、「僕」は君のおかげで素敵な経験ができたり、助けられたりしています。歌詞の表面上だけを見るとこれは登山中の出来事が綴られており、あくまでも登頂が最終目的の歌詞なのではないかと考えさせられます。確かに「靴紐」「水筒」「急に険しくなった」など、登山を思わせるワードが度々出てきます。

しかし、歌詞の終盤に登頂を全否定するような歌詞が登場します。

 

同じ場所に向けて 歩いてたんじゃない 僕は君に向かってるんだ

 

 ここまでの歌詞の中で起きた素敵な出来事や助けられた出来事は全て、「君」について来たことで経験できたことです。それは「君のおかげなんだよ」という歌詞が証明してくれています。「僕」ひとりで歩んだ人生であれば経験できなかったことかもしれないのです。

 

前述したように、「君」を目印にして歩んでいけば素敵な経験もできるし、そうではないネガティブな出来事にも立ち向かっていけると、この歌詞が伝えてくれています。

 

その後、これまで塞いでた穴から水が淀みなく流れるように、「僕」の「君」に対する思いが溢れ出します。それに合わせてギター・ベース・ドラムのバンドアンサンブルと藤原さんの歌声にも疾走感が増していきます。 

 

how far are you? 一緒に生きてる事は 当たり前じゃない

別々の呼吸を 懸命に読み合って ここまで来たんだよ

 

how far are you? 僕が放った唄に 気付いてないなら

いつまでだって歌おう 君のおかげなんだよ いつも探してくれるから

必ず見付けてくれるから

 

 今まで歩んできた「素敵な経験をさせてくれて助けられたりもした、ちょっとしんどいけど楽しい」人生は当たり前じゃないと言っています。これも「僕」ひとりだけの選択で歩んできたものではなく、「いつも探してくれて、必ず見付けてくれる」君のおかげなんだよと歌っています。これは、そもそも今のBUMP OF CHICKENに引き込んだ「君(升さん)」の行動から始まっているのでしょう。他の増川さん直井さんも例外ではありませんが、全てのはじまりを作った升さんの影響は大きいのではないでしょうか?

 

まとめ

 僕はこの曲が一番好きです。

音楽的な側面から見ると、イントロでやられましたね。イントロだけ聴いても星空が浮かびます。最初から最後まで頭の中には星がキラキラと煌めいています。そして歌詞の内容に沿ったような演奏の起伏が激しいところも好きです。

 

歌詞の内容から見ると、歌詞中主人公の「君」に対する一方的な思いを綴っています。対話ではありません。あくまでも「僕」から見た「君」に対しての思いです。「君」は常に背中だけを向けており、それが、この曲での「伝えたい」ということの強みを増しているような気がします。根拠はありませんが。この曲で伝えたいことが伝わっているのか心配ですが、「僕が放った唄に 気付いてないなら いつまでだって歌おう」という歌詞で安心感を覚えました。

 

「僕」の先を行く「君」について来た、そしてこれからもついていく物語を歌った曲。大好きですね。

 

 

COSMONAUT

COSMONAUT